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日記:四日目:喫茶店

土曜日は鬼門だ。月曜までまだ明日があるという気楽さで何もしないことが多く、今日もゴロゴロしてしまった。

 

書くことがない。

昼下がりと夕方のあいだくらいの時間帯に喫茶店に来た。夕方から夜にかけての時間帯が好きだ。個人客が多くてみな新聞や本を眺めながらゆっくり過ごしている。京都の喫茶店を思い出す。朝7時からやっているのが気に入っていた。あと机が広かった。東京のチェーン店カフェは個人スペースがひどく狭いけれど、個人の喫茶店はまだゆったりしている気がする。

カフェと喫茶店の違い。食事がスパゲッティとかカレーなこと。パスタではない。飲み物がコーヒーと紅茶しかないこと。年齢層が高いこと。新聞や雑誌が置いてあること。クラシックが流れていること。

老後の人々がゆっくり大きな声で話しているのをたまに聞いている。男性は野球とか昔の日本、女性は家族の話をしがちな気がする。数日前に隣に座っていた老婦人たちは丁寧な言葉遣いで上品な感じがした。老夫婦が一緒に来てそれぞれ別のものを読んでいることもある。若い人も来るし、ビジネスシーンも見かける。

年齢層も使い方も違うけれど、何かは被っている。生活圏とか、ゆったりさを求めていることとか。顔は見ないけれど気配や声は感じ取っている。直接話しかけたりはしないけれど、自分の日常のはしっこが他の客のはしっこと少しだけ重なっている。