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日記:六日目:受験広告

久しぶりに往復1.5時間電車に乗ったら読書が捗った。読書のために電車もいいかもしれない。こんな都心でそんなことをしたら用事がある乗客に迷惑だろうけれど。

 

大学入試が近いので、どちらのキャンパスの最寄駅も受験広告が盛んだ。電車網が未開の街に住んでいたので目新しいような気がする。バス内の天井近くにもあったけれどね。

改札機の上面というか、アームのような小さなスペースにも予備校が広告を出しているのには驚いた。確かにここは目にとまるが、他の駅やシーズンでは関心を払った覚えがないので、受験期特別仕様なのだろうか。いつもは鉄道会社用のスペースになっていて、チャージを忘れずに、などが貼ってあった気がする。

 

受験広告は好きだ。売るためではなく応援するためにお金が払われている。浪人するならうちへ、という意味もなくはないのだろうが、結構大手以外にも地方予備校が健気に小さなスペースを買っていて、がんばれという声が聞こえる。

予備校広告は青臭いセリフが多くて、ターゲットに響く文言なのかもしれないし、応援する気持ちが逸った結果なのかもしれないけれど、青臭かった頃を思い出すような、かつての自分と同じ境遇の名もしれぬ人々に共感するような、まあ悪くない感じだ。

 

今日はまた冷え込んだ天候だった。三寒四温。自分にもまた人生の転機が近づいている。定期的に顔を変えてくる転機に飽いでいるようで、外れる勇気もなくて、商業化されている転機に購買という名の加担をする。転機のみを寒とするなら二寒五温くらいな割合の気もするが、どうせ人生は廻るのだ。寒は寒なりに味わうくらいの温さがないと、死に至る病に罹ってしまう。