2ヶ月雑感

働き始めて2ヶ月。まだ2ヶ月しか経ってないのか。。

日々に追われて振り返る気力がなかったけど、四日間帰省して寝倒して友達に会って服買って映画見て家族で花火して寝倒したらめちゃくちゃ元気になったので、この隙にちょこっと振り返ろうと思う。

◼︎仕事の内容

仕事何してるのという話になったらうまく説明しづらい。何してるんだ??

・一言で言ったら書類作成。情報整理とか上層部の意思決定のために書類作ってる時間が一番長い。ベンチャーで軽くバイトしてた時と比べてやっぱ特異なのは、everything意思決定via組織。まあ逆に個人の裁量が大きすぎたら民主主義との兼ね合いでアレなので、すべてが組織としての意思決定なのはあるべくしてある形なのだと思うけど、現状ある作業はちゃんとどれも必要十分条件満たしてるのかしら。これは100%個人の見解であって所属組織とはなんら関係ありません。

決めたい内容があって、書類に起こして、位が下の者から上の者へ順番にサインして、(内容ごとにどこまで上げるかは変わるけど)一定の一番上の者がサインしたら決まり。これは100%個人の見解であって所属組織とはなんら関係がありません。

・見えてる世界は非常に一部だけど(2年間は下っ端)想像も入れて組織全体の仕事をざっくり所感。鶏と卵だけど、政治家が決める大きな方針と、官僚が細かく修正する作業が双方向にある。情報はピラミッド型になってて、上層部へは精錬された情報が渡される。下の方にはわけわからんくらい大量の情報がカオスになってる。どの情報を選んでどう整理するかは下〜中間くらいがやってるから、ある意味では官僚の権力というものがあるけど、上の意思決定に背反することはないので、上の権力は強い。というイメージ。まだ表層的なところしか見えてないからほんとかどうかはわかんないけど。これは100%個人の見解であって所属組織とはなんら関係ありません。

情報の精錬プロセスで、一番カオスと精錬の狭間にいるのはどこなんだろう。10年目くらいのあたりな気がする。でも意思決定するのは20年目以上。上層部はもちろん過去に精錬プロセス、下っ端に居た頃があるので、疑問に思ったら元を辿ってくる。だから「裁量が持てるのはどの時期?」と考えると難しい。意思決定は精錬された情報に基づいて行われるから、精錬プロセスにも裁量があるしでも意思決定はできないし。これは100%個人の見解であって所属組織とはなんら関係ありません。

 

 ◼︎不合理なことあるか

 思ったよりはない。同期は結構いろいろ言ってるので、私が洗脳されてるのかもしれない。

・体裁に細かくて面倒だなと思うこともあるけど「上層部の時間をできるだけ節約する」というのが階層的組織の下っ端の役目なのかなと思うと納得しちゃうことも多い。

・紙社会はさすがに行きすぎてるからもっとオンライン整備できる余地はあるような。。

・労働時間は長すぎる。なんでこんなに長いんか自分でもわからん。今月は休みまくってるので九月に入ったらいったんどの作業にどれくらい使ってるのか考えてみようかな。

 ・政官関係は思ってたのよりかなり政治家が強い。もうちょっとなんていうか政治家マターの仕事で官僚の時間どれくらい消費するかバランスとってもいいんじゃないかと思う。これは100%個人の見解であって所属組織とはなんら関係ありません。

 

◼︎いい仕事できてるか

できてないと思う。やらなきゃいけないと思う勉強が二種類あって、一個は組織内に溢れてる情報をもっとよく仕入れなきゃなのだけど時間を作れてない。もう一個はアカデミズムの考え方を入れるなり自分で組織の役割を定期的に考えるなり、自分が持つ枠組みを整えなきゃいけないと思っている。のに悲しいかなこの2ヶ月まったくできなかった。

上にも書いた通り、情報の精錬プロセスや意思決定のフェーズにいつかなったとき、必ず自分・自組織の「プリズム」のようなものを通して「色をつける」という仕事がある。「恣意性」というと悪く聞こえちゃうのだけれど、あらゆる生材料をそのまま呑み込んで処理できるような神はいないから、意思決定のプロセスで「プリズム」に通して焦点化していく工程を抜くことはできない。これは100%個人の見解であって所属組織とはなんら関係ありません。

官僚って全員がいい人間ではないけれど、多分世のイメージよりは良心的な人間が多くて、日々一生懸命仕事してる。でも良心的であればいい仕事できるわけじゃないので、自分のプリズムを磨いていかないといけないなと思う。けどできなーい。これは100%個人の見解であって所属組織とはなんら関係ありません。

いや、万能じゃないから。体力も気力も制限ってあるから。日々の業務量の中で足掻いてるうちに気づけば一年二年経ってそうで怖い。制限をジワジワ伸ばしてってキャパシティ増やしてく努力も必要だし、キャパシティの中で戦略的に自分のリソース切り分けておべんきょうしていく努力も必要だなと思う。

この2ヶ月ぜいぜい言ってるだけだったな…

 

◼︎仕事たのしい?

たのしい。うう。たのしいんだよ、でも辛いと思わないために日々自分を騙し騙しやり過ごしてる面もある。仕事いきたくないってもし思っちゃったら、行きたくないのに行くのって、すごいエネルギー使うじゃん。だから毎朝何も思わないようにして仕事行ってる。同期と会ってもあんまり愚痴いいたくない。言葉にしちゃったら自分の気持ちをそっちに持っていってしまうから。

っていう面もある。

でも本当に楽しいと思ってるときもある。何か文書読んでて、思いの外うまくやってんじゃん!って思う時とか。いい仕事したいな。いい仕事できたなって思えたら多分それが一番たのしい時なんだ。

 

駆け出しの下っ端には駆け出しの下っ端なりの役割があって、その役割をうまく果たせてるかどうかは、「いい仕事」の評価軸の一つ。この評価は時間あるときに上司にしてもらえたらいいかな。

でも下っ端の役割果たしだけじゃない評価軸もあるはずで。それを歴史の審判者に委ねるのはあまりに無責任だ。